ここではログインユーザー毎にデータのマスクが切り替わるレポートの作成手順を説明します。
こちらは1ユーザーに対し、アクセスフィルターが複数レコード登録されている場合の手順になります、1ユーザーに対しアクセスフィルターが1レコードだけ登録されている場合はこちらの記事をご参照ください
完成イメージ
作成手順
- データソース>アクセスフィルターの登録
ログインユーザー毎に閲覧可能なデータを紐づけるためのアクセスフィルターを作成します。
この例ではテストユーザー001はID=AとID=Bのデータが閲覧可能となっています。 - ビュー>アクセスフィルターの設定
ビュービルダー>準備ステップにて対象となるフィールドにアクセスフィルターを設定します - ビュー>マスク表示名の作成
マスクがかかっている場合の表示名を計算フィールドで作成します。
この例ではIDに固定文言の”社"を結合しています。
他にもCASE文等を使用してそれぞれ固有の名称をつけることも可能です。 - レポート>アクセスフィルター検索用レポートを作成
アクセスフィルターを有効にしたレポートを作成し、ビューとして保存します。 - レポート>ベースとなるレポートを作成
ベースとなるレポートを作成します。 - レポート>サブクエリの追加
手順4でビューとして保存したビューレポートをサブクエリとして使用します。 - レポート>サブクエリのフィールドを追加
サブクエリ側のフィールドを追加するとログインユーザーが参照可能なデータが確認できます。 - レポート>表示名の切り替え
マスタークエリ側へ計算フィールドを追加します。
この計算では「マスタークエリのID」=「サブクエリのID」の行のみDB上の名称を表示し、それ以外の行では手順3で作成したマスク用の名称を表示させるようにしています。 - レポート>レイアウトの調整
必要なフィールド以外は非表示に設定するなど、レイアウトを整えます。