概要
バージョンアップやビルドアップ後にYellowfinを起動するとYellowfin.logに下記のような行がたくさん出力されることがあります。
YF:2019-01-21 15:56:46: WARN (OrgReferenceCodeManager:D) - Warning: Duplicate loading ref data - Key: 1|FIELDCATEGORY|MICS_16|EN index: 295
本現象は参照コードのデータ管理方法が旧バージョンから変更されたため、アップデーターでコンバージョンを行っていますが、やむを得ず重複レコードを作成しているためです。
Yellowfinの操作及び動作に支障はありませんが、環境によっては非常に大量に出力される場合もあり、その場合はYellowfinのインスタンスの起動に時間がかかってしまいます。
また、インスタンス起動後も一定の操作時にログを出力しますので、パフォーマンスに影響することがあります。
下記の手順で重複データを削除することでログが出力されなくなります。
設定手順
本手順はリポジトリデータベースに対してクエリーを直接実行する必要があります。
リポジトリデータベースに直接クエリーを実行することによってYellowfinの環境に影響を与え、回復できなくなる可能性があるため、データベース管理者と相談して、クエリーを実行する前にデータベースのバックアップを取得してください。
また、クエリーを実行する前に必ずYellowfinのインスタンスを停止してください。
まずは編集するテーブルのデータをテンポラリのテーブルに退避します。
SQL Server以外はこちら
CREATE TABLE OrgReferenceCodeRltshp_temp as (SELECT * FROM OrgReferenceCodeRltshp);
SQL Serverはこちら
SELECT * INTO OrgReferenceCodeRltshp_temp FROM OrgReferenceCodeRltshp;
元のテーブルのデータを全て削除します。
TRUNCATE TABLE OrgReferenceCodeRltshp;
退避したテーブルから重複を除いたデータを戻します。
INSERT INTO OrgReferenceCodeRltshp SELECT DISTINCT * FROM OrgReferenceCodeRltshp_temp;
Yellowfinを起動し動作の確認及びログの確認(出力されない)をします。
問題なければ退避したテーブルを削除します。
DROP TABLE OrgReferenceCodeRltshp_temp;
ご不明の点がございましたら、Yellowfinサポートサイトからお問い合わせください