Yellowfinをアップデートする時、最も効率が良い方法について紹介します。
Yellowfinのアップデートは2種類あります。
- メジャーアップデート:2つのバージョン間のアップデート
例えば:6.3から 7.2、7.1から7.2にアップデート
- マイナーアップデート:毎月のパッチが出た時のアップデート
例えば: 7.2 Build20160428から 7.2 Build20160728にアップデート
2つのアップデートの手順はほぼ同じですが、前者の方がテストポイントが多いです。
1、アップデートする前に、バックアップを取ってください。
環境の差異によって、想定外の問題が発生することがあります。そこで、リポジトリデータベースとYellowfinモジュールのバックアップ を取得することを推奨します。
バックアップがないと、万が一アップデートに失敗した場合や、以前のバージョンに切り戻したい場合に、環境を復元することができませんのでご注意ください。
より詳細な情報は、こちらの記事を参照してください。
2、アップデート前にYellowfinを停止してください。
Yellowfinを実行してアップデートすると失敗せずに完了することがありますが、Yellowfinが再起動されるまでスタイル/ UIの問題が発生する可能性があります。また、Yellowfinの再アップデートが必要になる場合があります。
アップデートを正しく行うためには、アップデートする前に必ずYellowfinを停止してください。
3、本番環境でアップデートする前に、運用に沿ったテストをしてください。
これは最も重要なステップです。アップデートに関しては、Yellowfin社で十分にテストをしていますが、お客様固有の環境すべてに対してテストすることはできません。
このため、よく使用しているレポート/ダッシュボード/ビューをアップデート後にテストすることを強く推奨いたします。
アップデート前後で相異がないかどうかを確認する必要があります。
例えば、すべてのユーザーがスムーズに作業するために購読した各ダッシュボード、または重要なレポートが正しく表示されることを確認してください。
カスタムスタイルを使用する場合は、そのスタイルが変更されることがありますので、メジャーリリースと比べて、変更した箇所を確認するようにしてください。
その他、確認する必要がある項目として
例えば:ブロードキャスト
フィルターキャッシュのスケジュール(これは管理コンソール>スケジュール管理で確認してください。)
テストの際には、
- 本番環境を複製する:本番環境と同一の「テスト環境」を用意する
- テスト環境でアップデートする
- テストを実行する
- テストがすべて正常であることを確認したら、本番環境でアップデートする
そうすると、ユーザーは影響を受けずに本番環境で作業を続けることができます。テスト環境で問題が発生した場合は、Yellowfinサポートサイトからお問い合わせください。
上記の手順を実行することで、マイナーリリースかメジャーリリースかにかかわらず、最もスムーズなアップデートができます。
ご不明の点がございましたら、Yellowfinサポートサイトからお問い合わせください。
関連記事:
Yellowfinアップデートを実行する方法については、以下のリンクをご参考ください。